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2026年の活動報告

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第99回日本整形外科学会総会に参加・発表してきました

日時:2026年5月21-24日
報告者:高橋郁子(医局)








5月21日〜24日に開催された、第99回日本整形外科学会総会に参加し、デジタルポスター発表を行いました。演題は、「下肢位相角はロコモティブシンドローム診断の指標となりうる —60歳以上女性における解析—」で、ロコモティブシンドロームと体組成計で測定される骨格筋量などとの関連について発表しました。




日曜日の発表であり、参加しているのはほぼ発表者のみで静かな会場でしたが、座長の先生から複数質問をいただき、今後研究を継続するための参考になりました。




5月21日には新潟大学の同門会が開催されました。普段会う機会の少ない同僚や先輩、後輩と近況を報告し合い、貴重な時間でした。







恒例の親善スポーツ大会では、残念ながら野球の大会はグラウンドコンディション不良のため中止となりました。サッカー、バスケットボールと応援に行き、皆さんの頑張りを見ることができました。




サッカー(同門の有志)





バスケットボール(同門の有志)



モルックは新潟大学が優勝したようです。




モルックのトーナメント表
(モルックとは:フィンランド発祥の伝統的なボーリングのようなゲーム)




たくさんの先生方の刺激を受け、来年も当院での研究成果を発表できるよう頑張ろうと気が引き締まりました。





野球(同門の有志と中止決定後に撮影)














第99回日本整形外科学術総会にて、当法人の研究成果を発表いたしました

日時:2026年5月21-24日
報告者:石井義則(医局)




令和8年(2026年)5月21日から24日までの4日間、神戸市にて開催された「第99回日本整形外科学術総会」に参加し、当法人の取り組みについて2つの演題を発表してまいりました。









【当院が発表した2つのテーマ】

今回の学会では、当院が日々実践している先進的な医療モデルと、その分析結果について報告いたしました。


演題1:「初回人工膝関節全置換術における患者主導による退院決定と術後入院期間の検討」
 一般的な医療機関で行われている「医療側の主導(誘導)」による退院ではなく、当院では「患者さんご自身が自信と満足を得られた時点で退院を決める(患者主導)」というアプローチを行っています。今回は、この患者主導の退院における入院期間の実態や、そこに影響を及ぼす要因について発表いたしました。


演題2:「有床診療所における人工膝関節全置換術入院費用の実態 —でき高払い制度下での分析—」
 人工膝関節手術におけるコスト構造についての報告です。日本の複雑な診療報酬体系において、当院のような有床診療所のデータを詳細に分析しました。次世代を担う若手の先生方に、コスト意識を持っていただく大変良いきっかけになったと感じております。




【世界へ発信している研究成果】
なお、上記2つの発表内容は、すでに国際的な英文誌『Cureus』に論文として掲載され、世界に発信されています。

(論文リンク)





【学会を通じて得た広がりと、今後の医療への還元】

会場では当院の高橋先生をはじめ、新潟大学の若手の先生方とも合流し、中華街でのランチを挟みながら有意義な情報交換を行うことができました。








また夜には大学の同門会も開催され、川島教授や大森教授らと貴重な時間を過ごしました。





他大学の先生方の発表にも熱心に耳を傾け、積極的に質問にも立ち、大阪大学の堀部先生や前田先生をはじめとする多くの専門医の先生方と深く交流いたしました。








自らの研究成果を伝えること、そして多くの先生方との交流から最新の知見を得ることという、学会参加の2つの目的を十分に達成できた、非常に充実した4日間となりました。
今回得られた貴重な最新知見を、葦の会に足を運んでくださる患者さんの治療へ迅速かつ効果的に還元してまいります。最後に、学会参加中、留守を守り外来や病棟を支えてくれたスタッフの皆さんに、心から感謝いたします。










第55回日本脊椎脊髄病学会に参加しました

日時:2026年4月16-18日
報告者:高橋郁子(医局)




4月16日〜18日に開催された、第55回日本脊椎脊髄病学会に参加しました。






今回は一般口演、デジタルポスターで2演題を発表しました。

1演題目は「骨粗鬆症性椎体骨折後の早期続発骨折の危険因子の検討」の演題名で、低骨密度が骨粗鬆症性椎体骨折後の続発骨折のリスク因子であることを、2演題目は「高齢女性における体幹伸展筋力の臨床的意義 — 筋量よりも筋力が機能を規定する —」で、体幹筋力、特に体幹伸展筋力が高齢女性の身体機能と密接に関連していることを報告しました。

質疑応答から、今回の研究結果をどのように臨床現場に活かすか、今後の課題を再確認することができ、有意義だったと思います。





文化講演では、元プロ野球選手の和田一浩さん、元トランポリン日本代表の廣田遥さんの対談を聞きました。スポーツ選手ならではのケガや痛みの事情を聞き、貴重な時間でした。







来年は同門の亀田第一病院新潟脊椎外科センター長谷川和宏先生と富山大学の川口善治教授が会長で学会が開催される縁もあり、富山大学の先生方と合同で同門会が行われました(盛況な会で写真を撮る間もありませんでした)。







来年に向け、しっかり準備を進めていきたいと思います。









第69回日本手外科学会に参加してきました

日時:2026年4月9-10日
報告者:佐藤潤香(医局)



水曜日の午前のクリニック外来のあと、子供の小学校入学式に参加、そのまま羽田空港に移動しあわただしく飛行機で福岡入り。忙しい一日でしたが夜は桐生整形外科の細川先生とささやかな親睦会を楽しみました。






今年の学会スローガンは”やさしい手外科”。患者さんに寄り添う優しさと、若い医師にも理解しやすいシンプルで持続可能な治療指針がテーマに掲げられていました。







本学会もスマホ一つで参加事前登録から当日受付〜認定医の単位取得まで可能となり、わずらわしい事務作業がすっかり簡素化されました。長蛇の列は会場入室時のみと環境にも参加者にも随分やさしくなりました。アナログ志向の方にはやさしくないかもですが…。












細川先生の発表。
ばね指の拘縮に関する研究で自分も共同演者にしてもらっています。







さらに自分の発表も同会場でこの後に行われましたが残念ながら写真はなし。先日、米学術誌”HAND”に採用になったケルバン腱鞘炎の研究を報告しました。

【記事リンク】
 “腱鞘内隔壁はケルバン腱鞘炎の長期保存成績に影響を与えるか? 
佐藤潤香、石井義則、野口英雄、高橋郁子”



発表の座長を務められている先生もすっかり自分と同世代の方が多くなりました。いつまでも若手のつもりでしたが着実に世代交代は進んでいます。




今回は学会場にほぼ缶詰状態で講演聴取と認定医単位取得に奔走し自身の発表後に帰路につきましたが、わずかながら博多の那珂川中州〜天神付近を散策する時間がありました。







福岡は活気があって食べ物が美味しく本当に魅力的な土地です。桜がかろうじて残っていてちょっとした花見も楽しめました。
















2026年 ORS(米国整形外科研究学会)への参加と「集大成」の旅

日時:2026年3月27-31日
報告者:石井義則(医局)



令和8年3月27日から31日にかけて、米国ノースカロライナ州シャーロットで開催されたORS(Orthopaedic Research Society)に参加し、最新の研究成果を発表して参りました。


■ 学術発表:人工膝関節置換術(TKA)の新たな指標
今回の発表題目は、「Perioperative Albumin in TKA: Age and Baseline as Dynamic Predictors」です。 「術後1ヶ月の血清アルブミン値(栄養状態や回復の指標)を左右するのは、年齢と術前のアルブミン値である」という、臨床と基礎研究の架け橋となるニッチな視点からの提言を行いました。多くの専門家と議論を交わし、有意義な知見を得ることができました。











■ 35年の研鑽にひとつの区切りを
私が初めてこの学会に参加したのは、留学中の1992年、ワシントンD.C.でのことでした。以来35年、世界の最前線で学び、発信し続けてまいりました。 今回の会場では、かつて感じた胸の高鳴りとは異なる、静かな充足感を覚えました。これまで長きにわたり全力で走り続けてきましたが、学術活動の第一線としては、今回を一つの「集大成」にしようと考えております。
学会の合間には、シャーロットを本拠地とするNBA「ホーネッツvsセルティックス」を観戦しました。







現地の熱狂的な盛り上がりを肌で感じ、活力をもらう貴重なひとときとなりました。また、デューク大学を訪問予定の京都大学・松田教授とも夕食を共にし、現代の整形外科が直面する課題について深く語り合う機会に恵まれました。








■ 恩師への感謝と、再会の喜び
今回の渡米には、発表ともう一つ、大切な目的がありました。一昨年末に逝去された恩師、ガスティロ先生の墓参です。 新潟の古賀先生、大森先生と共にミネアポリスの墓所を訪れ、生前のご指導への深い感謝を伝えて参りました。






その後、留学当時からお世話になっているジョニー先生宅のホームパーティーに招かれ、懐かしい仲間たちと再会。当時の思い出話に花が咲き、絆を再確認する素晴らしい時間となりました。






翌日に訪れた当時の研修先・HCMC病院は、35年の歳月を経てすっかり近代化されていました。偶然居合わせた若い医師に「1991年にここで修行した」と話すと、「僕が生まれるずっと前ですね!」と驚かれ、まさに「時の流れ」を実感する瞬間でした。






■ 新たな章へ
今回の旅は、私にとって大きな「一区切り」となりました。 学術への情熱、恩師への報恩、そして時代の移ろい。そのすべてを肌で感じた今回の経験は、これからの診療やクリニックの運営においても、大きな糧になると確信しております。
最後になりますが、慣れない地での移動や調整を完璧にサポートしてくれた、現在米国に滞在中の次女・京に、この場を借りて心から感謝を伝えたいと思います。彼女の助けがあったからこそ、ミスコミュニケーションなく、この「集大成の旅」を無事に終えることができました。
これからも、世界で培った経験を地域の皆様の健康に役立てるべく、日々精進してまいります。









第32回 新潟リウマチのケア研究会で発表しました

日時:2026年3月7日
報告者:小林めぐみ(看護課)



新潟県にある新潟ユニゾンプラザにて第32回 新潟リウマチのケア研究会に参加し、「整形外科単科の有床診療所における月1回の関節リウマチ外来患者数の推移 〜新型コロナ禍の影響に関する続編〜」を発表してきました。






今回の発表は、2022年3月5日に同研究会にて当院看護師の舩津丸恵美子が発表した内容を、さらに検討し発表したものです。
(※2026年臨床リウマチに伊藤聡医師の論文掲載決定した内容も含まれています。)



発表後は新潟駅で、新潟名物の「へぎそば」と、新潟県民のソウルフードと記載のあった「タレかつ」のセットを頂き、少しだけ新潟を満喫しました。



「タレかつ」と「へぎそば」











第56回日本人工関節学会にて発表して参りました

日時:2026年2月27-28日
報告者:石井義則(医局)






令和8年2月27日・28日の2日間、大阪国際会議場で開催された「第56回日本人工関節学会」に参加し、研究発表を行って参りました。






【研究発表:医療経済と個別化医療への視点】
今回の発表では、**「初回手術時出血量は2脚目TKA(人工膝関節置換術)での量を予測する指標となりうるか?:トラネキサム酸投与が個別化医療に与える示唆」**というテーマで検討を行いました。

具体的には、
1. 初回の出血量が、2回目(対側)の手術時の指標になり得るか
2. 安価で普及している「トラネキサム酸」の静脈投与が出血軽減にどこまで有効か という2点に焦点を当てました。
会場では高価な薬剤や資材に関する発表も多く見られましたが、当院では増大する社会保障費(医療費)の抑制という観点から、**「高い費用対効果(コストパフォーマンス)で、いかに質の高い医療を提供できるか」**を重視しております。質疑応答でも、この点について踏み込んだ議論を交わすことができ、非常に有意義な時間となりました。



【最新知見の吸収と、次世代への刺激】
学会は最新の情報をアップデートする貴重な場でもあります。京都大学の松田教授による最新のアライメント評価や、大阪公立大学の上山先生による臨床成績のご講演など、多くの知見を得ることができました。
また、当院で尽力してくれている先生方や、大阪大学の諸先生方との情報交換も行いました。特に、5月にプラハで開催される国際学会でアワードを受賞された野仲先生の研究については、大いに刺激を受けました。




松田先生(京都大学)



上山先生(大阪公立大学)



先生方との懇親会



【今後の展望】
長年この学会に参加し続け、私自身もベテランの域に達したことを実感する2日間でもありました。これまでの経験を次世代へどう繋いでいくか、自身の役割を改めて見つめ直す機会となりました。今後も、最善の医療を患者さんへ提供できるよう、日々精進して参ります。








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