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2022年の活動報告

2022年の活動報告

第31回日本脊椎インストゥルメンテーション学会で発表してきました

日時:2022年11月25-26日
報告者:高橋郁子(医局)




2022年11月25日・26日に大阪市で開催された、第31回日本脊椎インストゥルメンテーション学会に参加しました。「脊椎インストゥルメンテーション(手術)」とは、金属を用いて脊椎を固定する手術のことで、その技術に関連した演題が集まる学会です。



当院では固定術の症例はそれほど多くなく、畑違いな感覚もありましたが、「女性脊椎外科医の現状と課題」というシンポジウムで発表する機会をいただきました。脊椎外科を専門としている女性医師は少ないため、企画されたシンポジウムです。数少ない存在とはいえ、「無名」である私が全国学会で発表させていただくのはありがたいことだと感じました。






他のシンポジストは大阪・奈良・横浜・秋田の先生方で、それぞれの活躍ぶりが刺激になりました。また、都市部の病院は医師数も多く、研修体制や緊急対応での分業制など、環境が整っているようで、「医師の働き方の地域差」というものも実感しました。




他の演題・講演では、「ロボット手術」や新しい固定具など最新技術を中心に情報収集をしました。普段触れる機会のないものではありますが、最先端の技術を知っておくのは大事かな、と個人的には思っており、勉強になりました。




第47回日本足の外科学会学術集会に参加してきました

日時:2022年11月2-4日
報告者:野口英雄(医局)

機内から見たしまなみ海道(と思う)




11月2日から4日まで、愛媛県松山市のアイテムえひめで開催された、第47回日本足の外科学会学術集会に参加してきました。



松山は羽田空港からわずか1時間15分で着きます。




ホテルから見た松山城(山の上)



松山城観光は時間なくて実現せず。



アイテムえひめ学会場入口にて



アイテムえひめ学会場まで市街中心部からバス、タクシーで30分かかります…。



シンポジウム終了後、演者の先生方と記念撮影







朝7:30からの会議後、参加者で一枚








大街道商店街






滞在したホテルは大きなアーケード街の入り口です。



「孤独のグルメ」に紹介された松山市内の丸万さん








話好きで気さくな大将





楽しくて食事は撮り忘れました…。


松山は関東よりも少しだけ温暖でコンパクトにまとまったいい街でした。
個人的には3回目の滞在で道後温泉は訪れませんでしたが、済美高校の校訓が「やればできる」というのは今回初めて知りました。テレビでは友近と「みきゃん」の露出が多く、地方色を感じました。



第30回日本腰痛学会にて参加・発表しました

日時:2022年10月21-22日
報告者:高橋郁子(医局)



2022年10月21日・22日に岩手県盛岡市で開催された、第30回日本腰痛学会に参加しました。前週の宮崎と違い、この時期の東北地区は冷え込んでおり、地域による気候の差を実感しました。


今回は「胸腰椎椎体骨折数と運動機能、体幹筋力の関連」について発表をしました。骨粗鬆症性椎体骨折は、腰痛や「腰曲がり」の原因となりますが、それに伴い運動機能が段階的に低下するのか?という疑問点に対し考察をしました。骨折数が2つ以上になると運動機能が低下するため、骨折患者さんに対して、「さらに骨折を起こさないように」とアドバイスできるデータを示すことができたと思います。


腰痛に対してのリハビリテーション・画像評価、腰椎分離症の治療方針、最近当院でも施行可能になった「椎間板内酵素注入法」についての発表など、日常診療に役立つ演題が多数ありました。近年の学会はオンデマンドでの配信もあるため、配信期間に復習をしようと思います。





隙間時間を利用して、理事長お勧めのお店で三陸の海の幸を堪能しました。



第37回日本整形外科基礎学術集会に参加、発表しました

日時:2022年10月13-14日
報告者:高橋郁子(医局)



2022年10月13日・14日に宮崎市で開催された、第37回日本整形外科学会基礎学術集会に参加しました。「基礎学会」というと、動物実験など研究室で行うような研究内容の発表が主なものであると思っていましたが、住民健診など臨床研究の発表も多数あり、興味深く様々な演題発表を拝聴しました。



60検診2


今回私が発表した演題は「自立歩行可能な60歳以上の女性の体幹筋力と運動機能、骨密度の関連」で、体幹筋力と転倒リスクの関連、屈曲筋力と伸展筋力の違いについて考察をしました。ポスター発表でしたが、フロアの先生方からご意見をいただき、刺激を受けました。


発表以外では、久しぶりにお会いする新潟大学の先生方もたくさんおり、近況報告・意見交換ができ有意義な時間でした。




10月半ばで埼玉県は肌寒い日も多いですが、宮崎市は最高気温が26-7℃と過ごしやすく、天気にも恵まれ、良い学会発表遠征となりました。



第37回日本整形外科基礎学術集会に参加、発表して参りました

日時:2022年10月13-14日
報告者:石井義則(医局)

第37回 日本整形外科基礎学術集会



令和4年10月13日、14日に宮崎県宮崎市で開催された第37回日本整形外科基礎学術集会に参加、発表して参りました。


本学会は、“基礎”という名の通り臨床に結び付く、或いは臨床に応用可能な土台となる研究の発表の場となっております。ですので、参加者のメインは大学院生や大学で研究するDRとなります。結果、プログラムに目を通すとXXクリニック所属というのは、高橋郁子先生と私の2演題のみでした。





今回の私の発表内容は、当院で人工膝関節全置換術を手術された患者さんの手術前の骨の健康状態の報告でした。その主旨は「骨密度と骨の代謝回転の検討の結果から、70歳以上の女性では術中術後の骨脆弱性由来の併発症を予防する観点からも、それらの術前確認が必要」でした。ポスター発表でしたが、フロアからも質問を頂き、それなりにアピールが出来ました。





ロコモ最前線や椎間板再生のシンポジウムを拝聴し、その分野の知識もリニューアルできました。会場がホテルに隣接していることもあり、発表とシンポジウムの隙間時間にホテル周辺のジョギングも楽しみました。正に、学問の秋、スポーツの秋を心ゆくまで楽しむことが出来ました。


今回も短い時間でしたが、多くの先生にご挨拶を申し上げました。富山大の川口教授、広島大の安達教授、宮崎大学工学部の山子准教授、信州大の高橋教授です。


富山大の川口教授
富山大の川口教授



広島大の安達教授
広島大の安達教授



宮崎大学工学部の山子准教授
宮崎大学工学部の山子准教授



信州大の高橋教授
信州大の高橋教授







居酒屋 あんばい


最後になりますが、夜は宮崎の食を楽しむべく、“居酒屋 あんばい”で岩手の土井田教授、新潟大関連で長谷川先生、渡辺准教授、そして、高橋郁子先生を含め貴重な情報交換も行いました。




〆は、“戸隠”で宮崎のうどんを堪能し学会から帰路につきました。


以上、発表、知識のリニューアル、情報交換、そして宮崎の食と短い時間で多くの収穫を得ることが出来ました。今後の診療に役立てて行こうと思います。




第33回日本末梢神経学会に行ってきました

日時:2022年9月-10日
報告者:佐藤潤香(医局)

第33回日本末梢神経学会



9/9(金)-10(土)に東京で行われた第33回日本末梢神経学会に行ってきました。今回は発表はなく聴講のみです。学会長が慶応大学生理学の先生という事で同大学の三田キャンパスが会場でした。天気も良く一流私立大学構内の社会見学、建物探訪も兼ねて興味深く参加いたしました。(各講堂とテラスの雰囲気が素晴らしい)




学会自体は参加者350名と小規模でしたが、神経内科、脳外科、整形外科で末梢神経を扱っている先生方が専門科の枠をこえて集まり活発な議論が行われていました。当院にも四肢のしびれ、知覚異常、脱力、ふるえなどの訴えで来院する患者さんで診断がつかない場合他科の先生にも診てもらうべきかどうか迷うことが多くあります。大学病院によっては脳外科の先生が普通整形外科で扱う手足の末梢神経疾患を担当しているところもありカルチャーショックでした。




感銘を受けたのはiPS細胞を用いた頚髄損傷の治験の講演です。サルを使った実験モデルでの回復過程で立つこともできなかったサルが柵にしがみついて登れるようになるのを見せられ、これまでなす術のなかった完全頚損も10年後にはある程度回復が見込める治療法が確立するかもしれないと思いました。




自分のお目当ては手根管症候群のセッションです。こちらはこれまで原因不明と思われた症例の中にアミロイドという物質が沈着しているケースが報告されるようになり最近の学会トピックとなっています。特に男性はその頻度が高いようです。アミロイドは心臓にも沈着して心不全をきたすため手根管症候群でアミロイドを早期発見できれば心疾患の予防につながるという事でした。当院でも該当する場合は検査、説明を進めていこうと思います。



椎間板酵素注入療法実施可能施設の認定を受けました

日時:2022年8月8日


椎間板酵素注入療法実施可能施設


日本脊椎脊髄病学会より、椎間板内酵素注入療法実施可能施設の認定を受けました。
当院では、脊椎脊髄疾患専門医の高橋郁子医師による、腰椎椎間板ヘルニアに対する椎間板内酵素注入療法(ヘルニコア)を行っています。ご興味のある方は、高橋医師の診察にてご相談ください。

ヘルニコアのご案内
https://www.ishii-clinic.gr.jp/menu/herunikoa.html#hernicore

第33回日本整形外科超音波学会で発表してきました

日時:2022年7月23-24日
報告者:佐藤潤香(医局)

第33回日本整形外科超音波学会


2022年7月23日-24日に広島で行われた整形外科超音波学会に参加してきました。


広島IN佐藤DR


真夏の広島は外を数分歩くだけで汗ばんでしまう陽気でしたが、多数の川が流れているせいか街中を歩いていると時々心地よい風が吹いて疲れを癒してくれました。


広島といえば原爆ドームとお好み焼き。今回も写真におさめてきました。


原爆ドーム
原爆ドーム


慰霊碑
原爆死没者慰霊碑(広島平和都市記念碑)


お好み焼き
お好み焼き





手外科領域のエコー診療


今回は主題”手外科領域のエコー診療”で口演発表いたしました。医師以外にも理学療法士等コメディカルも多数参加していたため、会場が大きく聴講者も多く予想外の事態に少々ビビりましたが何とかかまずに発表を終えました。



そんな緊張もほぐれ会場を巡っていると、他の発表や新刊の教科書で自分が石井クリニックに来てから書いた論文が引用されているのをいくつか見つけ嬉しい驚きでした。



この学会自体は年々大きくなっているようです。若いスタッフの間では超音波が整形外科診療や治療におけるマストアイテムとなりつつあるのを感じました。


お弁当
お弁当


スイーツサービス
スイーツサービス



今回は学会長が女性の先生という事で学会の雰囲気もだいぶ異なりました。


堅苦しさがなく託児所やファミリールームの設置、華やかなお弁当や参加者へのスイーツサービスの充実など学会を楽しんでもらおうというきめ細やかな”おもてなし”が随所に感じられました。



第35回日本臨床整形外科学会に参加してきました

日時:2022年7月17-18日
報告者:高橋郁子(医局)

高橋郁子徳島到着



2022年7月17日・18日に徳島市で開催された、第35回日本臨床整形外科学会に参加してきました。羽田空港から徳島空港までは約1時間のフライトで、あっという間に徳島に降り立ちました。


学会会場行きのシャトルバス


徳島空港に到着すると、学会会場行きのシャトルバスや学会を歓迎する看板も掲出されている歓迎ムードでした。


第35回日本臨床整形外科学会



今回は放射線科、リハビリテーション科、看護課と協力して行っている臨床研究に関連した演題「60才以上の女性の骨密度の影響を及ぼす因子の検討」を発表しました。質疑応答を通して、今後解析を続けるにあたっての課題も見つかりました。



スタッフのみならず、通院中の患者さんのご協力あっての研究です。これまでご協力いただいた患者さんにこの場を借りて感謝申し上げます。


阿波踊り実演


わずかな時間を利用して、阿波踊り実演、渦潮を見る機会もありました。研究成果を発表し発展させる・日常診療における知識をアップデートすることが学会参加の目的であることはもちろんですが、各地の文化に触れることも、学会現地開催の良さであると思います。


コロナウィルス感染が第7波に入り、今後の学会開催形式も変更される可能性はありますが、今後も学会活動は継続していきたいと考えています。



第35回日本臨床整形外科学会(徳島)に参加、発表しました

日時:2022年7月17-18日
報告者:石井義則(医局)

日本臨床整形外科学会(徳島)



令和4年7月17日の日曜日外来を終え、午後から第35回 日本臨床整形外科学会での発表のため徳島に向かいました。



恥ずかしながらこれまで四国の地を踏んだことがなく、初上陸となりました。羽田から約1時間で徳島着。レンタカーでホテルにチェックインしたのは、17時半を回っておりました。短時間での滞在になるので、街の雰囲気を味わうため、夕食は、繁華街に出ました。



タクシーの運転手さん情報では、コロナ禍で市内のタクシー会社は6件潰れ、飲食店もその7割が閉店したとのことでした。確かに連休中日だというのに、まさにシャッターストリートでした。何とかオープンしているお寿司やさんで、瀬戸内・鳴門の海の幸を頂きました。翌朝9時からの発表に備え、22時前には就寝、5時起きで体調を万全に整え発表を行いました。



日本臨床整形外科学会石井高橋


学会はアスティとくしまというコンベンションセンターで開催されました。今回の発表は、人工膝関節全置換術後のリハビリテーションについての発表でした。朝一でしたが、小さな会場はほぼ埋まっておりました。座長からの質問が3つあり、無事発表をおえました。


高橋郁子発表
その後、隣の会場での高橋先生の発表を拝聴しました。


飛行機が夕方の便でもあり、発表後は、阿波踊りの実演や阿波の渦潮を目の当たりにし、感動をもって帰路につきました。座席は満席で、人の動きも戻りつつあることも実感しました。


 コロナも第7波真っ最中ですが、やはり対面の発表は心地よい緊張感もあり、学会もZOOM開催に戻らないことを祈念しております。短い時間ながら、密度の濃い初四国(徳島)となりました。次回は少しゆっくりとした旅程が組めれば、と考えております。



JOSKAS-JOSSM 2022に参加してきました

日時:2022年6月16-18日
報告者:野口英雄(医局)

JOSKAS-JOSSM2022



6月16日から18日まで札幌コンベンションセンターにて開催された、整形外科の学会であるJOSKAS-JOSSM 2022に参加・発表してきました。



現地は雨が降っておりました。やっぱり学会は対面がいいですね!



海外からの招待講演
海外からの招待講演



栗山英樹・侍ジャパン監督の文化講演


栗山英樹・侍ジャパン監督の文化講演「スポーツ医学に対する期待」を拝聴いたしました。



栗山英樹・侍ジャパン監督の文化講演
栗山英樹・侍ジャパン監督





ポスター発表
盛況なポスター発表会場




野口英雄


ポスター発表してきました。


クラーク像
雨中の北海道大学構内にて クラーク像





第95回日本整形外科学会学術総会に参加、発表しました

日時:2022年5月19日
報告者:石井義則(医局)

第95回日本整形外科学会学術総会


令和4年5月19日より、神戸コンベンションセンターで開催された日本整形外科学会に参加、発表して参りました。コロナ禍も漸く、終息方向で、一部ビデオの発表もありましたが、現地での発表が主になっておりました。


石井義則公演


当院関連では3演題採用され、私が口演、高橋先生と野仲先生がポスター発表でした。


高橋郁子
高橋郁子先生



私の発表内容は、「膝関節の骨棘(X線上見える棘)の成長要因を解析した研究」でした。放射線科の轟、江澤の両先生の協力でまとまった研究です。座長の先生やフロアからの質問もあり、有意義な発表だと自負しております(笑)。



高橋先生も現在進行形の60歳以上の女性の運動機能評価の仕事を、その途中経過ですが、積極的に報告してくれました。


毎度、報告するように当院の仕事を同職の施設に評価してもらうことが学会参加・発表の大切な意義ですが、他施設の先生方との外交も重要です。今回も多くの一流の先生方と情報交換、ご挨拶をさせて頂きました。



堀部秀二先生
群馬大学関連の先生方



新潟大学関連の先生方



広島大学 安達教授
広島大学 安達教授



TSOC 院長 菅谷院長
TSOC 院長 菅谷院長



岩手医大 土井田教授
岩手医大 土井田教授



新潟リハ病院 山本院長
新潟リハ病院 山本院長



個人的な話題になりますが、整形外科を研修している長男に自らの口演を聞いてもらえたことも収穫でした。時間の針は着実に進んでいることを実感しました。



引き続き、国内ではトップと位置付けされる総会で、当法人からの発表が継続できるよう質の高い医療を提供していくつもりでおります。



第51回日本脊椎脊髄病学会に参加してきました

日時:2022年4月21-23日
報告者:高橋郁子(医局)

第51回日本脊椎脊髄病学会



2022年4月21日〜23日に開催された、第51回日本脊椎脊髄病学会に参加してきました。コロナウィルス感染拡大以後、web開催や、現地開催とweb開催を組み合わせたハイブリッド開催が主体となっていますが、本学会は、一部の内容を除いて現地開催のみの形式でした。検温や座席の間隔を開ける、といった感染対策を行いながら、現地開催へ再度移行していく時期であるのか、ということを感じました。




今回は、現在放射線科、リハビリテーション科と協力して行っている臨床研究に関連した演題「60才以上の女性の体幹筋力・筋量と運動機能・骨密度の関連」を発表しました。体幹筋力と運動機能の関連を提示し、筋力強化が転倒予防につながる可能性について考察をしました。昨今、「健康寿命延伸」という言葉を耳にすることが多いかと思います。今回の学会でも、サルコペニアやロコモティブシンドローム、骨粗鬆症に関連した「健康寿命」を意識した演題も多い印象でした。




学会に参加することで、今どんな分野が注目されているのか「トレンド」を知ることができると考えています。会場に集まった先生方の数や討論の活発さから、注目されている分野を肌で感じることができる点が、学会参加のメリットでもあると感じました。また、web開催では見逃してしまった可能性がある稀な症例についての報告も聞くことができ、有意義な学会でした。




第65回日本手外科学会学術集会で発表して参りました

日時:2022年4月22-23日
報告者:佐藤潤香(医局)

日本手外科学会



今年の手外科学会は福岡県北九州市で行われました。今年も現地開催後WEB上でも動画を見られるいわゆる”ハイブリッド開催”です。



日本手外科学会


各演者や質問者がしゃべり終わるとスタッフがマイクを拭く作業は相変わらずでしたが、昨年までのコロナ禍による重苦しい雰囲気はなく、また参加者もかなり多くすこしずつコロナ前の日常が戻りつつあるのを感じました。




自分はたまたま初日の午前に二つの演題発表を早々に終えたおかげで、かなり余裕をもって講演を拝聴したり手術機械の見学をしたりできました。




便利な事に聞き逃した講演も後日パソコンで好きな時に見ることが可能です。これもコロナの副産物ですが、来年以降の開催方式がどうなるのか今から気になります。



北九州
小倉城




北九州はお城あり(小倉城)大きな繁華街あり食べ物も美味しくなかなか良い街です。



ぬかみそだき




ふぐや焼うどんが有名ですが、”ぬかみそだき”なる魚の煮つけが特に美味でおすすめです。



門司港駅
門司港




帰りの飛行機になる直前に少しだけ足を延ばし門司港に立ち寄りました。関門海峡のすぐ向こう側に下関の街が見渡せました。




第16回日仏整形外科合同会議に参加・発表して参りました

日時:2022年4月4-6日
報告者:石井義則(医局)

石井義則



4月4、5、6日に奈良市で開催された第16回日仏整形外科合同会議の現地開催に参加、発表して参りました。



田中康仁教授
田中康仁教授





2月末の京都での日本人工関節学会発表の折、奈良を訪問した際、本会議会長の奈良県立医大の田中康仁教授から参会のお誘いを受け、折角なので発表の機会も頂きました。本会はフランスへ留学経験のある、あるいはフランスのDRと繋がりのある日本のDRが中心になっている学会です。




国際学会でもあり、時間も押しており、発表内容は、2月の京都での発表と重なりましたが、Characteristics of hidden blood loss following hybrid total knee arthroplastyで、当院で行われた手術の潜在出血(術中・術後に体外に出て来ない出血量)の解析でした。久々の英語の発表で多少の緊張もありましたが、無事終えました。WEBでフランスの先生方からの発表もあり、国際学会らしさも感じることが出来ました。




さて、学会参加で新しい知識を得た以上に感心したのは、整形外科の教室員のスタッフが身を粉にして学会を運営していたことです。学会成功に向けて各スタッフが与えられた職務を粛々とこなしておりました。教室員一丸となり、前へ前へ向かうベクトル作りに成功している田中教授には本当に頭が下がる思いでした。



田中教授招宴
学会招宴




田中教授の計らいで、会長招宴、学会招宴と夜の部も十分、楽しませて頂きました。



東大寺
東大寺
荒池からの興福寺
荒池からの興福寺




桜も満開で、古都の春(写真:東大寺、荒池からの興福寺)も満喫させて頂き、田中教授には感謝の言葉も見つかりません。機会を見つけ、奈良を再訪したいと思いながら、奈良を後にしました。




第28回新潟リウマチのケア研究会で発表しました。

日時:2022年3月5日
報告者:舩津丸恵美子(看護課)

舩津丸恵美子




令和4年3月5日 第28回 新潟リウマチのケア研究会が開催されました。コロナ禍下ということでオンライン開催となり、「整形外科単科の有床診療所における月一回の関節リウマチ外来患者数の推移〜新型コロナ禍の影響」という演題で当院会議室より参加・発表させていただきました。




今回は、新潟大学医歯学総合病院、新潟大学医学情報部、新潟県立リウマチセンター、長岡赤十字病院さんの発表、信州大学医学部付属病院 整形外科准教授 中村幸男先生のご講演がありました。今回勉強させていただいたことを今後の看護に役立てたいと思います。



コロナ禍以前は開催地である新潟県に赴き発表していましたが、オンラインは初めての経験であり発表するのも、他の参加者の方の貴重な発表を聞くのにもなにかと戸惑いがありました。コロナが一日も早く収束し対面での開催がされることが望まれます。




第52回日本人工関節学会 での発表

日時:2022年2月25-26日
報告者:石井義則(医局)

日本人工関節学会




2022年2月25〜26日に京都 国際会議場で行われた「第52回日本人工関節学会」にて、演題発表を行いました。







演題名は「脛骨側セメント使用のハイブリッド型人工膝関節全置換術後の潜在出血量の検討」です。当院で行われた人工膝関節の出血に関する研究です。看護課の吉澤君が中心でデータをまとめてくれました。関節部品を固定するセメント使用を大腿骨と脛骨の両方に使用するタイプと当院で行っている脛骨側のみの使用との比較を行ったものです。最終日の最終セッションということもあり、口演でしたが、聴衆は少なく座長とのやり取りで終わりました。




当院関連では、日曜日の外来助勤の野仲聡志先生が「足関節中心または踵骨再加点を用いた人工膝関節術後下肢アライメント評価の比較」を発表してくれました。これは、放射線科の江澤君が中心にデータをまとめてくれました。下肢アライメント(配列)の基準点の差異による結果の違いを口演してくれました。会場の座長・聴衆にもしっかり発表の意図が伝わった発表でした。




半年ぶりの学会で、初日、2日目とほぼ会場に詰めておりました。初日は足関連、股関節、そして、学会理事長の京都大 松田教授の学会の方向性の講演を拝聴しました。専門外の貴重な情報を獲得するとともに、学会の今後を知ることが出来た貴重な時間となりました。







松田会長とは短い時間でしたが、挨拶を交わすこともできました。







OFFの時間も有効にということで、“マンボウ”もあり、時間も制約のある中、助勤を頂いている畑山先生、野仲先生、書山先生と夕食を摂りました。折角の京都の夜でしたが、21時にはお開きになりました。




毎度、繰り返しになりますが、当院での仕事を公表し、同業者から評価を受けること、新しい情報を獲得すること、という学会参加の2つのノルマをクリアし、今後の診療に如何に生かすか?を考えながら帰路につきました。京都からの新幹線の車内も土曜日の夕方ということもあり、乗客も多く、少しずつコロナの行動規制も解除されつつあることを肌実感として感じられました。





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〒361-0037 埼玉県行田市下忍1089-1 ☎048-555-3519

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