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2018年の活動報告

2018年12月8日 八戸整形外科さんの最新MRIを見学してきました!

八戸整形外科さんにて、今年6月に導入したばかりの「Canon Vantage Elan 1.5T」を見学させて頂きました。従来のMRIと比べオートメーション化が進んでおり、静音化と時間短縮がされたことで、より患者さんに優しい仕様となっていました。また、他施設の業務内容を見ることで大変勉強になり、貴重な情報を得ることができました。ご多忙のところ見学を許可してくださった朴(ぼく)院長始め、スタッフの皆さんに心より御礼申し上げます。

第20回コメディカル勉強会
日時:H30.11.9 13:30〜15:00 場所:笑顔いっぱい3F

1.「葦の会」からのご案内 看護課山本武司
2. 施設見学(元気いっぱい・笑顔いっぱい・ショートステイ)とマシーン体験
3.「薬剤師の在宅医療」  株式会社共栄堂行田店 野水様
4.「葦の会における介護サービスの実態調査」 リハビリテーション科和田直也

今回は普段利用者さんが使用するマシーン体験を実施し、多くの方からご好評いただきました。次回は来年6月に開催予定です。

平成30年10月22日 第10回人工関節を語る若手研究会
会場:東京国際フォーラム ホールB5
平成30年10月22日に東京国際フォーラムで行われました、第10回人工関節を語る若手研究会で発表して参りました。
特別講演@:
常識でなかった“TKAの常識”あれやこれや-30年間に積み上げたEvidenceからの反証-
石井義則
一般演題
人工膝関節全置換術の創傷閉鎖法における皮膚接合用テープの有用性
看護課 山本武司
人工膝関節全置換術後の自動下肢伸展挙上テストと起立動作、歩行の臨床的関連性
リハビリテーション科 鈴木沙也加

特別講演では、石井理事長の今までの英語論文(筆頭著者61編、共同著者25編、計86編)の中から、今後若手の医師に参考になる内容を発表されました。
また一般演題では、看護課山本とリハビリテーション科鈴木の2演題の発表をさせていただきました。
特別講演後、外来だけでなく多くのEvidennceレベルの高い英語論文や海外発表について、多くの医師から反響を頂きました。
また一般演題では質問だけでなく、アドバイスも頂き今後の臨床での参考になりました。


第33回日本整形外科学会 基礎学術集会に参加・発表して参りました!
10月11日から12日に奈良県立医科大学整形外科教授の田中康仁先生が主催された日整会基礎学会に参加・発表して参りました。口演で「可動式人工膝関節全置換術術後の脛骨部品の被覆率と回旋アライメント精度の検討」とポスターで「末期内側型変形性膝関節症患者の内外側弛緩性の検討」です。何れも英文で論文化しております。これら発表は、人工膝関節の手術時に外科医者が苦労するところを細かく解析したものです。
さて、会長の田中教授は10年前の日本整形外科学会と米国整形外科学会の交換フェローでご一緒したある意味“戦友”で、会長招宴にもお呼び頂きました。同時に、宿の手配などいろいろご配慮を頂きました。教室員一丸となった素晴らしい会でした。
4年前のイギリスOXFORD大学訪問時にお世話になったAthanasou教授にも再会出来ました。彼の教育研修講演も拝聴しました。
当院での研究成果の発表に、様々な研究者との情報交換にと、相変わらずホテルと学会場の往復で観光もできずの毎日でしたが、個人的には、日常診療とは異なる、学問的には貴重な情報が得られた内容の濃い時間となりました。明日からの日々の診療に生かしていきたいと思います。


9/13-15アメリカ合衆国ボストンで行われたアメリカ手外科学会(2018 ASSH annual meeting)に参加してまいりました。
ボストンはアメリカでは最も歴史がある街の一つでアメリカ東海岸北部に位置しますが、日本からは直行便が飛んでおり移動が楽で助かりました。9/13午前中は楽しみにしていた手関節尺側部痛のセッションレクチャーを4時間ぶっ通しで聞いてきました。超音波エコーを実際に用いたデモなどもあり、当院で私が試行錯誤している方法をさらに発展させるための大きなヒントを貰えました。9/14は手関節鏡視下手術や変形性手関節症に対する新しい器械に関するセッションを中心に聴講し新たな発見がありました。また当院からは2演題ポスター発表いたしました。

“Ultrasound Features in de Quervain's Desease Patients: Is EPB Subcompartment Main Lesion? Junko Sato, Yoshinori Ishii, Hideo Noguchi”
“Ultrasonographic Evaluation of the Prevalence of Intracompartmental Septum in de Quervain’s Disease Patients. Junko Sato, Yoshinori Ishii, Hideo Noguchi”

本学会は一般演題の発表は少なくエキスパートによるシンポジウムが豊富で、数多くの識者が集められ徹底的に討論し、よいものはよいと認め長期のメリットを明らかにしようとする合理的な姿勢が特徴でした。
アメリカならではの豊富な人的物質的ならびに経済的資源が背景にあるのですが、ともすれば手術テクニックの討論に走り短期成績だけで満足してしまい演者の自己満足になりがちな日本の学会が学ぶべきところも多いと感じました。日本人のアイデアや器用さとうまくミックスされればさらに良いものが生まれると思いました。
一方演題が非常に細かい分野に分かれて同時に他会場で行われるため、聞きたい講演の一部しか聴講できないのが残念でした。
海外からの参加者は学会裏のお楽しみでメジャーリーグ観戦チケットがついてました(ボストンレッドソックスの試合、人気があるチームでチケットがとりにくいそうです)。

9/14夜には金沢大学整形外科の先生方と食事をご一緒させていただき(名物のロブスターを食べに行きました)、交流できた事が大きな収穫でした。
今回得られた知見をクリニックに還元し、また2019年の学会でも発表できるよう精進したいと思います。


第31回日本臨床整形外科学会学術集会 桜島学会・鹿児島
日時 平成30年7月15〜16日
会場 城山ホテル鹿児島
リハビリテーション科 鈴木沙也加

鹿児島で行われた第31回日本臨床整形外科学会学術集会に参加させていただきました。
1日目は講演を拝聴し、夜は石井 義則 理事長や佐藤 潤香 先生と鹿児島名物を頂きました。
2日目は朝一番で佐藤先生が発表され、15時からのリハビリテーションのセッションで自分の発表を行いました。

初めての学会発表だったため緊張しましたが、先生方やリハビリ科のスタッフの皆さんにたくさん協力をして頂いて、準備をしてきたので、自信を持って発表できました。
演題 人工膝関節全置換術後の自動下肢伸展挙上テストと起立動作、歩行の臨床的関連性
2日目の鹿児島は火山灰が降っていましたが、九州は素晴らしいところでした。


医療法人葦の会石井クリニック主催
第19回コメディカル勉強会
日時:H30.7.5 13:30〜15:00
場所:笑顔いっぱい3F
報告者:看護課山本武司

1. 葦の会の紹介 
看護課山本
2. もっと知ろうジェネリック医薬品  
共栄堂薬局秋元さん
3. 介護におけるリハビリテーション 〜葦の会の取り組み〜 
リハビリテーション科 和田
4. 施設見学(元気いっぱい・笑顔SS3F・笑顔DC)

今回で19回目を迎えましたコメディカル勉強会ですが49名と多くの参加者にお越し頂きました。施設見学を含め介護施設の特徴やリハビリテーションの取り組み等をお話しさせて頂きました。次回開催は11月となりますのでぜひご参加ください。

第19回ヨーロッパ整形外科学会  平成30年5月30日〜6月1日
会場 スペイン バルセロナ
医局 石井 義則

19th EFORT Congress Barcelona, Spain 30 May- 1 June 報告記
前週の神戸での日整会に引き続き、スペインバルセロナで開催されたEFORTで演題名Association Between Body Weight And Tibial Component Bone Mineral Density After Total Knee Arthroplastyをポスター発表して参りました。

発表の主旨は、人工膝関節置換術を受けた患者さんにとって、術後の体重管理(痩せすぎ)は、脛骨部品を支える骨質や骨量を維持(骨密度を計測)の観点から大切である(部品の沈み込みや緩みを予防するため)というものです。発表内容は少しずつ変えておりますが、3月の米国ニューオリーンズでのORS、先月の神戸での日整会、そして今回のEFORTと日米欧で葦の会での臨床研究の成果を報告することが出来ました。どこへ行っても共通の質問は、“骨代謝改善剤を使用すると良いのでは?”でした。この研究に興味を持つ、日米欧での医師の考え方に大差がないことを確認できたことも一つの大きな収穫でした。個人的には医療費を増やさない、即ち食事の管理と運動量アップで対応して頂きたいと考えており、そう答弁しました。尚、本研究は、下記の如く、既に論文化しております。

Ishii Y, Noguchi H, Sato J, Ishii H, Todoroki K, Toyabe SI. Association between body weight and proximal tibial bone mineral density after bilateral total knee arthroplasty. Knee. 2017 Oct;24(5):1153-1159.

国際学会でのもう一つの大切な責務である、他大学のDrとの情報交換は欠かせません。今回は、兼氏教授の率いる金沢医科大学の福井、高橋、沼田先生並びに助勤頂いている畑山先生とも熱いディスカッションがありました。

食事会の後は、サグラダファミリアの前で記念撮影でした。大学の若手Drに研究に対する勢いを感じました。

翌早朝、まだ薄暗い街中をホテルからサグラダファミリアまでジョギングで往復!いい汗をかいてバルセロナでの学会を締めました。

帰国後は、本学会で得た最新の情報を生かし、気持ちも新たに診療に励みたいと思います!

平成30年5月26日〜5月27日 第91回 日本整形外科学会学術集会
会場 神戸コンベンションセンター
医局 佐藤 潤香

第91回日本整形外科学会学術総会
平成30年5月26日(土)〜27日(日)第91回日本整形外科学会学術総会(神戸市コンベンションセンター)に参加いたしました。金曜日の午前外来終了後に出発し神戸到着は夜、土曜は早朝から整形外科専門医資格継続のため複数の講演を聴取し、午後は自分の発表(写真1)、日曜昼には帰るという慌ただしいものでした。

発表 "超音波エコーを用いたケルバン腱鞘炎患者の腱鞘内隔壁保有率調査 
佐藤潤香、石井義則、野口英雄"

そんな中ですが石井理事長や群馬大学の先生方との親睦会、去年参加したJOA トラベリングフェローの先生方と同窓会といくつか学会裏でのお楽しみがありました。特にトラベリングフェローの先生方とは約1年ぶりの再会で思い出話と近況報告に花が咲き、イギリス風パブでの会は深夜までに及びました(写真2)。みな将来の日本整形外科学会を担うであろう優秀な先生方です。またせっかく神戸まで来たからと少し奮発して神戸ビーフを食べてきました(写真3、因みにこれで3人分です。1人前ではありませんよ)。

平成30年5月24日〜27日 第91回日本整形外科学会学術総会 
会場 神戸コンベンションセンター
医局 石井 義則

平成30年5月24日―27日に神戸市ポートピアホテルで開催された第91回日本整形外科学会学術総会にて、下記の演題を発表して参りました(〇 口演、● ポスター)。

石井義則
〇術後中長期経過した人工膝関節全置換術患者の大腿四頭筋力の検討
〇変形性膝関節症患者に対する初回人工膝関節全置換術後の生命予後の検討
●人工膝関節全置換術後、脛骨部品周囲の骨密度に影響を与える因子の検討
野仲 聡志(日高病院)、石井義則
●低リスク患者への人工膝関節全置換術後、麻酔法と機械的刺激血栓予防法が症候性深部静脈血栓症発症に与える影響
●後十字靭帯温存型および置換型人工膝関節における脛骨前後移動量と関節可動域の関連―同一患者内比較―
野仲先生の発表風景
何れも当院で行った臨床研究で、国内の整形外科の先生方に石井クリニックが大いにアピール出来たと確信しております。
母校の新潟大学が主催であったこともあり、留学先であった米国ミネソタからも招待演者として恩師のGustilo先生や感染症ユニットでお世話になったDean Tsukayama先生も来日されました。Short tripで姫路城見学や恩師古賀良生先生の取り計らいでKobe Cubという会員制のクラブでのランチも楽しみ、旧交を温めました。

Kobe Club

東條同窓会長、JBJS Am Editor, Dr Gustilo

全員懇親会会場にて Dr Gustiloと大森先生
最後に発表期間、一人でクリニックを守ってくれた野口院長はじめスタッフに大いに感謝します。ありがとうございました。

平成30年5月4日 第33回さきたま火祭り

毎年恒例の行田市開催「さきたま火祭り」に参加し、介護相談と骨密度測定を
行いました。当日は天気も良く、100人あまりの方にお越し頂きました。
来年も出店しますので、みなさん是非ブースまでお越しください。

平成30年4月1日(日) 陸王杯 第34回行田市鉄剣マラソン大会

今年も骨密度・筋力測定とrunしてきました!
昨年冬に放送された『陸王』の影響もあってか、例年以上の賑わいでした!
ゲストランナーの増田明美さんと一緒に写真を撮っていただきました。
走り終わった後ですが、みんなさわやかな笑顔ですね!
来年も、頑張ります!

平成30年3月24日(土) 人工関節友の会 お花見会 会場:行田商工センター ホール

今年も3月24日に、人工関節友の会お花見会を開催いたしました。当日は60人以上もの会員の方に参加していただきました。毎年恒例の石クリクイズ大会をはじめ、人工関節に関する研究発表や健康寿命を延ばすための実演を交えた発表を行わせていただきました。 久しぶりに懐かしい顔を合わせるのは、会員の方々だけでなく、我々スタッフもとても嬉しく思います。また、来年に向けて素晴らしい会にしていきます。

平成30年3月8日(木)〜14日(水)
学会報告記: AAOS & ORS Annual meeting 2018
会場 New Orleans Louisiana
医局 石井 義則2018
2018 AAOS & ORS 報告記

今年も恒例になりましたAAOSとORS学会に参加、発表して参りました。

今回のAAOSでの発表では、人工膝関節の早期リハビリの必要性に関する報告や当院でも実施している皮膚縫合に関する報告が目に留まりました。
体調管理のため早朝ジョギングも忘れません。ベニエで有名なカフェドモンド前でのワンショットです。

1. Quadriceps Strength Impairment in the Mid- to Long-Term Follow-up Period after Total Knee Arthroplasty
2. Body Weight and Proximal Tibial Bone Mineral Density after Bilateral Total Knee Arthroplasty in the Same Patients
3. Correlation between Ultrasound Measurements of the Calcaneus and Bone Mineral Density at Hip and Knee after Total Knee Arthroplasty

1では、中長期経過後の人工関節患者さんの筋力回復不足が判明した報告(リハビリの必要性にに言及)、2では、人工関節患者さんの脛骨骨密度に関わる因子の検討(体重維持の重要性に言及)3では、非侵襲的な踵骨の骨質計測と股関節と膝関節の骨密度計測との関連の検討(踵骨計測でも代用可能)を報告しました。
何れも好評でした。2ではNice work!! I am interested in how your patient's weight changed over time-- and they seem to be good (bri 26) weight ( based on US!). Now I will go find your other poster. Good!! 
3では、Very important work. We have musculoskeletal radiologist. (Takashi takahashi!) who may be interested in this- I will share with him. Thanks for your great work!というコメントを頂きました。
国際学会では、学問的な情報収集のほかに医療の動向の情報収集も大切です。国内の大学の先生方や海外の先生方からも多くの情報を頂きました。
金沢医科大の先生方と共に。

井樋教授、田中教授、菅谷先生と共に。

Knee SocietyからCoventry Awardを受賞したYH Kim教授と共に。

留学中にお世話になったBechtold先生ご夫妻と共に。
精力的に情報収集出来たものを葦の会に関わる皆様に還元すべく向かう1年頑張ろう!と思います。

平成30年3月3日学会報告記 第25回新潟リウマチのケア研究会
学会報告記:第25回新潟リウマチのケア研究会
会場:新潟ユニオンプラザ
看護課:山本武司
演題名:人工膝関節全置換術における創傷閉鎖法での皮膚接合用テープの有用性

晴天に恵まれた、新潟市で新潟リウマチのケア研究会に行ってきました。リウマチ関係者が多い中、人工関節に関する創傷閉鎖法について発表させていただきました。この方法は術後に行われる抜鈎が不要で患者満足度の高い方法であります。そのため質疑応答の時間だけでは足りず、発表後も質問やディスカッションをさせていただきました。また、一般演題においては当院でも可能なRA研究のヒントがあり、今後の研究に活かしたいと思います。



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