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橈骨遠位端骨折

   橈骨遠位端骨折



橈骨遠位端骨折とは前腕の2本の骨のうち、橈骨(とうこつ)が手首のところで折れる骨折のことです。




   




手首に強い痛みと腫れをともない、時にフォークを伏せておいたような変形がみられることがあります。





   




中年以降(閉経後)の女性が手を突いて、骨粗鬆症による骨折を起こすことが最も多いといわれています。








Q1.  転んで手を突いてしまいました。我慢できれば冷やして様子を見ても問題ないですか?(様子を見ていい期間、治療が遅れた場合のリスク等含めて)


(佐藤)痛みが強い場合は早めに整形外科を受診してください。外表上の変形がなくても骨折していたりひびが入ったりしている事がかなりあります。そのまま骨折を放置すると徐々に変形が進行し治療が難しくなる可能性があります。








Q2.    診断方法と治療方法を教えてください。(治療は「保存」の説明を中心に)


(佐藤)レントゲンで骨折がわからなくてもひびなどが疑われる場合はMRIで早期に診断できます。基本的に骨折の転位(ズレ)が少ない場合は整復してギプスやシーネ固定を3-4週行った後にリハビリという流れになります。ひび程度の場合は取り外し可能な装具のみで治療します。

 







Q3.  手術について教えてください。(創外固定、プレート固定等の手術法による特徴)


(佐藤)現在の主流はプレート、スクリュー固定です。骨折部を安定させるため人工骨を使用する場合もあり、術後数日から固定を外してリハビリを開始します。ただし粉砕骨折など重度の不安定型骨折ではさらに創外固定(身体からピンが出た状態で骨折部を動かなくする器具)を追加したり固定期間を長くしたりして対応します。








Q4. 手術後の治療終了期間の目安を教えてください。(抜釘後も含め)


(佐藤) リハビリの進行具合は個人差がありますが術後半年から1年が目安です。プレートは必ずしも抜去しなければならない訳ではなく、場合により患者さんにお勧めします。









Q5.   手術後に後遺症が残ることはありますか?


(佐藤)関節可動制限、握力低下、また骨折した側の肩が固くなるなどが主な後遺症となります。またプレート固定後長期の経過で母指の屈筋腱が擦り切れることが報告されています。生活に支障をきたすような重い後遺症は滅多にありませんが、無意識に交感神経が興奮することで術後腫れや痛みが強く治療に難渋するケースがあります。









 Q6.    橈骨遠位端骨折にならないために、何か出来ることはありますか?


(佐藤)特に年配の方に限って言えば骨粗鬆症の検査を定期的に実施し、必要があれば薬物治療を受ける事。また転倒をあらかじめ予測しこれを防止する危機管理意識が重要と考えます。













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